キョウチクトウスズメの分布について
キョウチクトウスズメ
[分類]:動物界 節足動物門 チョウ目 カイコガ上科 スズメガ科 ホウジャク亜科
[分布]:日本(九州、沖縄本島などの温暖な地域)、東南アジア、タイ、インド、ヨーロッパ、アフリカ
昨日、トイトーマスさんに教えていただき、蛾の名前がわかりました。
日本の中では九州などの南のほうに分布する蛾が何故関西や関東、中部地方に姿を現したのか気になったので、調べてみました。
まず、本州のほうへ上陸した最大の理由は世界的な温暖化が挙げられます。
まず一つ目に、本来南の地域に生息している生物ならば、暖かいところにしか生息することができないのですが、近年の著しい温暖化が原因で年々日本の平均気温が上昇しているため、本州でも生活が出来るようになったと考えています。
もう一つのは、九州ではない地域に住んでいる人がキョウチクトウスズメの幼虫を飼育しており、成虫になってから近隣の山に逃がすといったケースです。
これは最近の外来種による日本固有種の絶滅にいたっている傾向で、この可能性が一番高いと顧問の先生も仰ってました。
九州に分布している種と、関西に分布していた種(上写真)とは羽の燐粉の色の配置が大きく異なりました。
ということは、その地方に適応したと考えてもいいでしょう。
自分が調べたことはこのくらいですが、生物の分布が変わるというのは大変ことですね。
蛾の種類を教えてくださったトイトーマスさん、生物についての知識を教えてくださった理科部顧問のI宮先生に感謝したいと思います。
また何か発見しましたらメーッセージを送っていただけると幸いです。